中国茶文化 ・ 茶器入門

茶壺でお茶を淹れる

 

中国茶を楽しむための茶壺の使い方。
茶葉の香りと味わいを引き出しながら、 中国式の泡茶をゆっくりと楽しみます。

茶壺でお茶を淹れる

HOW TO BREW TEA WITH A TEAPOT
青花蓋碗 やさしい形の小合壺
青花蓋碗 ・ やさしい形の小合壺

中国でも茶葉にお湯を注いで飲む 「泡茶」というスタイルが主流で、 日本の急須にあたる茶壺を使う飲み方と、 蓋碗を使う飲み方があります。

茶壺を使った飲み方は急須と同じで構いませんが、 烏龍茶の場合などは熱湯で淹れるのが基本となりますので、 ひと手間かけた中国式の淹れ方を解説いたします。

また、当店では紫砂茶壺を販売しておりますので、 養壺と呼ばれる紫砂壺の育て方、 手入れの仕方についてもご説明いたします。

淹れ方には様々な方法がありますので 堅苦しく考えず参考としていただければと思います。

・ 茶 ・

茶壺で烏龍茶を淹れる

BREWING OOLONG TEA
1

湯で茶壺をあたためる

お茶の種類によりますが、 湯の温度が低いと成分が出にくくなります。

100度のお湯で出る成分を100とすると、 80度で80、60度で45%ほどの成分が出るといいます。

烏龍茶を淹れる際は、まず茶壺にお湯を注ぎ、 そのお湯を使って茶海や茶杯も温めておきましょう。

2

茶葉を入れる

これも茶葉の種類によりますが、 おおむね茶壺の底に敷き詰める程度の茶葉を入れます。

3

湯を注ぐ

一度少なめの湯を注ぎ、 あまり時間をおかず茶水を捨てて葉を開かせますが、 捨てずに1度目から飲んでいただいてもOKです。

中国茶を楽しむポイント
飲むお湯を入れる際は、 フタをすると少しこぼれるくらい、 茶壺いっぱいに入れてください。
4

フタをして湯をかける

フタをして1〜2分おきますが、 その間、茶壺の上から湯を注ぎ保温します。

また、一度目の湯を捨てると上述しましたが、 その際の茶水をとっておき、 茶壺にかけても結構です。

養壺について
茶の香りを茶壺に吸わせることで、 養壺に役立ちます。
5

茶を注ぐ

茶海、聞香杯、茶杯などに茶を注ぎます。

それほど大きくない茶壺であれば片手で持ちます。

フタの空気あなをふさがないように人差し指でフタを押さえ、 親指と中指で取っ手を持ち、 薬指で中指を支える感じです。

取っ手は壺身に近いところを持つと熱いので気をつけてください。

中国式泡茶のポイント

THE ART OF BREWING
01
温める
茶壺や茶海、茶杯を先に温め、 茶を淹れる準備をします。
02
茶葉を開く
少量の湯を使い、 茶葉を開かせて香りを引き出します。
03
香りを楽しむ
茶水だけでなく、 茶壺に残る茶香も楽しみます。
一杯のお茶を急いで飲むのではなく、
茶葉が開き、香りが立ち上がる時間も含めて楽しむ。
それも中国茶の魅力のひとつです。

養壺について

CARING FOR A YIXING TEAPOT

当店では紫砂茶壺を販売しておりますので、 茶壺を長く楽しんでいただくための 「養壺」についてもご紹介しています。

養壺とは、茶を淹れることを重ねながら 紫砂壺を育てていく楽しみ方です。

茶壺のお手入れや使い方には様々な方法がありますので、 決まった作法だけにとらわれず、 茶器とお茶を楽しむ参考としてご覧ください。

紫砂茶壺のお手入れについては、 茶葉や茶壺の種類、使用方法などによっても異なります。 ご自身の茶器の状態を見ながら、 無理のない方法でお楽しみください。

蓋碗と茶壺

GAIWAN & TEAPOT

中国茶の泡茶には、 日本の急須にあたる茶壺を使う方法と、 蓋碗を使う方法があります。

茶壺は茶葉と湯を合わせて、 香りと味わいを引き出しながら 茶水を注ぎ分けるのに適しています。

一方、蓋碗は茶葉の姿や香りをより身近に感じながら、 一人でゆっくり楽しむこともできます。

茶海・公道杯

CHAHai / GONGDAO CUP

茶海(公道杯)は、 茶壺から注いだ茶水を一度受け、 それぞれの茶杯へ均等に分けるための茶器です。

茶海を使うことで、 茶葉が湯につかったままになるのを防ぎ、 それぞれの茶杯に注ぐ前に 茶水の濃度を整えることができます。

紫砂

ZISHA

紫砂茶壺は、中国茶文化の中でも 特に知られている茶器のひとつです。

茶壺を使い込むことそのものを楽しむ 「養壺」という文化もあり、 茶を淹れる時間とともに茶器を育てていきます。

茶托

TEA TRAY

茶托は茶杯を支えるための茶器です。 茶杯と茶器を組み合わせることで、 中国茶をいただく際の所作も美しく整います。

茶経

THE CLASSIC OF TEA

中国茶の歴史と文化を知るうえで、 茶経は重要な存在です。

品茗杯

TEA CUP

品茗杯は中国茶を味わうための茶杯です。 茶水の色や香り、口当たりを楽しみながら、 一杯のお茶をゆっくりと味わいます。

聞香杯

AROMA CUP

聞香杯は、茶の香りを楽しむための茶器です。 特に烏龍茶など香りを楽しむお茶では、 茶水を飲む前に香りをじっくりと感じることができます。

中国茶史

HISTORY OF CHINESE TEA

中国では長い歴史の中で、 茶は暮らしの中に根付き、 茶器や泡茶の方法もさまざまに発展してきました。

茶壺や蓋碗などの茶器を知ることは、 中国茶そのものの文化を知ることにもつながります。